債務でお困りの理由は多々あると思います。特に住宅ローン債務は、人生で一番大きな債務とも言え、金額も高額で、その返済期間も長期間に及びます。
自分の家をもつという高揚感から、少し無理をしても憧れのマイホームを手に入れたいという思いは誰の心にもあるものです。しかし、不況や会社の業績不振、年功序列、終身雇用体制の崩壊等で、期待したほどに給料が上がらないならまだしも、給料カットやリストラに遭われる方もいらっしゃいます。また、最初のうちは低金利でありながら、その期間が過ぎれば、金利が段々上昇するいわゆる「ゆとりローン」（2000年までは住宅金融公庫、現在の住宅金融支援機構が提供）を利用して住宅購入され、現在そのお支払いに困っている方も多いのではないでしょうか。

1.債務者が競売の申し立て
2.裁判所から「担保不動産競売開始決定」が届く
3.裁判所の執行官による訪問（写真撮影）。ご不在でも強制調査となります
4.執行官が調査後に不動産鑑定士によって物件調査書を作成します
（ご近所様に知れ渡ってしまいます）
5.配当要求公告（裁判所での情報公開）
6.入札期間・開札日・売却基準価格が設定され、「期間入札の通知」が届きます
7.期間入札の公示
8.入札期日
9.開札日（入札された結果が出る日）
10.売却許可決定
11.サービサーへの債権譲渡（一括弁済）
12.立ち退き（強制執行）